バレエのレッスン着といえば「レオタード」を思い浮かべる方が多いでしょう。レオタードは空気抵抗を減らしてくれる機能的な衣服です。そのため、バレエをはじめとした体を動かす競技の衣装として使われます。しかし、初めて買う方には、さまざまなお悩みが生まれることも事実です。着方や選び方がわからない、体のラインが出てしまうことに対して不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、これらのお悩みを解決するためにバレエのレッスン着について詳しく解説していきます。
1.レオタードとは
レオタードは、バレエや器械体操などで着用される、上下が一緒になっている衣服のことを指します。さまざまな競技で着用されているため、目にする機会も多いでしょう。初めて着用したのはフランスの曲芸師「ジュール・レオタール」という男性で、その名前を由来に名付けられました。
1-1.どうしてバレエではレオタードを着るの?
レオタードがバレエで着用される理由は以下の通りです。
・演技の見栄えをよくする
・体の動きが確認しやすい
・ストレッチ性が抜群
・通気性と速乾性、吸水性が高い
バレエは、体を全て使って物語を表現する芸術です。そのため、ぴったりとしたレオタードを着用することで、細かい部分の演技をお客さんに伝えることができます。レッスンの際も同様に、改善するポイントを確認しやすくなるという特徴があります。さらに、バレエは大きな動きも多いため、ストレッチ性は必須の性能となります。加えて、汗をかいても動きやすさに支障が出ないレオタードは、バレエの衣装として最適な衣服として着用され続けているのです。
2.レオタードの選び方
レオタードの特徴はわかったけれど、どうやって選べばいいのかお悩みの方もいらっしゃるでしょう。そこで、ここからは、レオタードを選ぶ際に確認しておきたいポイントについて紹介していきます。
2-1.デザイン
まず初めに確認しておきたいのがデザインです。レオタードは体のラインが出てしまうため、抵抗感がある方もいらっしゃるでしょう。しかし、最近のレオタードにはさまざまなデザインがあるため、自分の悩みに対応できるものを選びましょう。首元のスッキリしたデザインからハイネック、胸元に切り替えのあるデザインなど、多くの種類があります。他にも、スカートのついているタイプもあるため、下半身のお悩みにも対応することができます。
2-2.色
デザインと同じくらい重要なのがレオタードの色です。元々、黒が主流でしたが、最近は多様な色が出てきています。色によって、体のラインの見え方も変わってくるため、デザインと合わせて選ぶことが大切です。
2-3.サイズ
レオタードのサイズ選びは、「ガース」を基準にすることが大切です。ガースとは、肩から股下を通り同じ肩までの長さのことを指します。体にフィットしたサイズを選ぶことで、演技をより魅力的にすることができます。ネットでの購入の際は特に注意が必要です。
2-4.素材
素材もレオタード選びの重要な要素となります。耐久性やストレッチ性の高いナイロンやケアが楽なポリエステル、敏感肌の方に優しいコットンなどがあります。自分がどういった機能を求めているかによって変わるため、事前に確認しておきましょう。
3.レオタードの着方
レオタードの着方はそれほど難しいものではありません。まず初めに、インナーやショーツをきます。その後、タイツを履き、その上からレオタードを着ましょう。レオタードを着るときは、一度脚口に寄せてから履きます。下半身にフィットさせた後で、肩ひもに腕を通し、全体を整えましょう。
一般的にはタイツの上からレオタードを着ますが、最近では、レオタードの上にタイツを履く場合もあります。教室によって、着用の仕方に決まりがあることもあるため、事前に確認することが重要です。
4.レオタードには少し抵抗感がある場合
ここまで、レオタードについて解説してきましたが、体のラインが出るレオタードには抵抗感がある方もいらっしゃるでしょう。ここでは、そういった方のためのレッスン時の格好を紹介していきます。
4-1.レオタードは着たいけど勇気が出ない
せっかくバレエを学ぶのだからレオタードは着たいけど勇気が出ない、という方におすすめなのがTシャツとスカートやハーフパンツです。Tシャツはレオタードの上から着ることで、上半身を隠す効果があります。体型カバー以外にも、防寒として使うことも可能です。スカートやハーフパンツは、動きやすさを維持したまま、ウエストや腰回りの体型をカバーしてくれるためおすすめです。
4-2.レオタードを着たくない
そもそもレオタードを着たくないという方には、レギンスとショートパンツを合わせたスタイルがおすすめです。バレエ以外の運動の時にも使えるため、気軽にバレエをはじめたいという方におすすめです。
5.まとめ
レオタードはバレエに適した衣装で、現在でも広く使われています。さまざまな要素を加味して、自分に最適な一着を見つけるようにしましょう。レオタードに抵抗感があるという方は、Tシャツやスカートを着用することで、カバーすることができます。ただし、レッスン教室によって服装に決まりがある場合があるため、注意が必要です。
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